~音色嗜好♪♪~ Stage-04_2 【 marantz NA8005特集_02 】

2014年8月29日

~音色嗜好♪♪~ Stage-04_2 【 marantz NA8005特集_02 】

NA8005
オーディオユニオン新宿店/ネットワークオーディオ館の笹沼です。

2014年6中旬に発売されて人気の高い marantz NA8005特集の2回目、いよいよDSDファイルをネットワーク経由で再生したいと思います。  NA8005の魅力は前回おおよそ述べさせて頂きました。今回は発売前から期待値比重が8割を超えていた”ネットワーク経由でのDSDファイル再生”を検証致します。


 ★関連ソフト紹介
JRiver Media Center (演奏ソフト)
WEB上で高音質再生ソフトのグループに入るソフトです。(有料$49.98) DSDファイルまで多様に再生でき、映像再生できます。PCM音源をリアルタイム変換しながらDSD5.6MHzにて再生できます。欠点は音楽ファイルのID-TagをJRiverで行うと他のプレーヤーで同ファイル演奏しようとすると演奏できなかったり、MetaDetaが正常表記できません。今回は演奏ソフト(再生プレヤー)としてのみ使用します。

★dBpoweramp R15.1 (リッピングソフト)
様々な音声ファイルフォーマットに対応しているミュージックコンバーターです。(有料Family Pack 2~5PC $58,Single $39) LINNやmarantz も推奨していることで有名です。非常に高音質にリッピングができます。ネットワークオーディオ館推奨リッピングソフトとなります。Apple MAC非対応。

★KORG AudioGate v2.3.3 (PCM→DSD変換ソフト) 
早くからDSD再生を手がけてきたKORG社のミュージックコンバーターソフトです。現在は v3.0.2(有料19,980円)。DSDファイルも含め様々な音声ファイルに変換できます。今回はPCM→DSD変換ソフトとして使用します。


★DSD再生編

e-onkyo or OTOTOY 等よりハイレゾダウンロードサイトより再生する為のDSDファイルを予め準備しておきます。

また、テスト用音源として前回使用した斉藤由貴さんの「YUKI’S MUSEUM(紙ジャケ+HQCD)」をdBpoweramp R15.1 にてWav44.1KHz/16bitにリッピングしたものを KORG AudioGate でPCMファイルをDSDファイルに変換したものを用意しました。

DSDファイルはハイレゾサイトでも数が少ないので気に入ったものがない場合が多いです。最終的には自分が聴き慣れたソフトという選択になると思いますので、これからネットワークオーディオを始めようと思う方の為に変換方法をご案内します。

PC上に任意のフォルダーを作成します。

⇒ フォルダー名を"DSD TEST"とします。(dBpowerampでリッピングファイルを保管するAudioGateで変換したものを保管するフォルダーは別にするのが基本です。)

⇒ KORG AudioGate v2.3.3 を起動します。

⇒ 左上のファイルから"フォルダーを開く"でdBpowerampでリッピングしたファイル"YUKI's MUSEUM 25th Special [DSD]"を読み込ませます。

⇒ 右下の"EXPORT"をクリックします。

⇒ AudioGate v2.3.3上にウインドーが降りてきます。

→ 出力先フォルダーを"DSD TEST"を選択します。

→  ファイル形式を"DFS"に設定します。

→ サンプリング周波数を"5.6MHz"に設定します。(2.8MHzも選択できますが折角ですので今回は5.6MHzにしました。)

→ 準備が整ったら"OK"ボタンをクリックします。

⇒ 曲数にもよりますが15分ほどでDSDファイルに変換が完了しました。
アルバムの容量が"801MB"からなんと"6.12GB"になりました。さすがに5.6MHzにすると容量が大きく増えます。

★それでは、いよいよDSDファイル再生です。

(1)まず、ハイレゾサイトよりダウンロードしたファイルを再生します。
入手したのが殆ど2.8MHzものでしたが、満足できるクオリティーを得ることが出来ました。
当然のことならがPCMファイルと比べてしまうと音質はともかく、Tag管理等の面でファイル管理が面倒そうです。


 (2)次に変換で作成した斉藤由貴さんの「YUKI’S MUSEUM (DSD/5.6MHz)」を再生しました。
主だった曲をPCM(FLAC Lossless Uncompressed 44.1/16bit)とDSD/5.6NHzを交互に再生してみました。
CDクオリティーとDSDとは擬似的に作成したファイルとの比較でしたので音質比較は棚上げさせて頂きます。



ともあれ、130,000円前後でネットワーク経由でDSDファイルの再生を実現したD&M開発陣に敬意を表したいと思います。
marantz NA8005はまさに次世代の冠を付けるのに相応しいネットワークプレーヤーだと感じました。
これからネットワークオーディオを始める方には新基準となるモデルだと思います。久しぶりに出てきた非常にコストパフォーマンスのよいモデルだと思います。実際にネットワーク館でもこれからネットワークオーディオを始められるお客様やNA7004からのお買換えでご購入されるお客様が殆どです。
個人的願望ですが上級機marantz NA11S1の後継機を早く開発してほしいと思います。実際にお客様のご要望もありますので、旬なうちに是非お願いします。最後に、タイトなスケジュールの間を縫って試聴機をお貸出頂いたD&M様に御礼申し上げます。
 
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2014年8月29日
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