日本が誇る名門レーベル『ヴィーナス・レコード』25周年記念限定生産BOX SET発売決定! オーディオ/ジャズ評論家 山口孝氏がセレクト!!

2017年11月19日





UHQ-CD25枚+特典UHQ-CD1枚 / 250 セット完全限定生産/シリアルナンバー入 / 監修・ライナーノーツ:山口 孝

オーディオJAZZファンに「刺さる」、へヴィリスナーなら逃せない注目のボックスセット登場。
~ご注文はオーディオユニオン・ディスクユニオン各店にて受付!限定250セットです、迷わず!お早めに!!~


「Venus PREMIUM25」
2017年12月13日発売
価格:50,000円(税込) 規格番号VP25-1~25


日本が誇る名門レーベル『ヴィーナス・レコード』25周年記念 限定生産BOX SET!
オーディオ/ジャズ評論家 山口孝氏がセレクトした25作品がUHQ-CDに
2017年イゾラ・ジャズ・フェスティヴァルのライブ音源を加えた250セット!
更にUHQ-CD25枚+特典UHQ-CD1枚を収録した豪華ボックスケース付
 

ヴィーナスレコード25周年記念 ヴィーナスプレミアム25BOX
●250セット完全限定生産/シリアルナンバー入
●UHQ-CD仕様
●ダブル紙ジャケット仕様
●UHQ-CD25枚+特典UHQ-CD1枚を収納する豪華ボックスケース付
●最新リマスタリング 16bitCDの最高音質UHQ-CD
●監修/ライナーノーツ:山口 孝氏




監修:山口孝氏厳選の25アルバム/セレクトリスト

1. 煙が目にしみる/エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン
2. ス・ワンダフル/ビル・チャーラップ・トリオ
3. 恋とは何でしょう/リッチー・バイラーク・トリオ
4. 思い出のパリ/ニッキ・パロット
5. ボレロの夜/ブライアン・リンチ・アフロ・キューバン・ジャズ・オーケストラ
6. スリル・イズ・ゴーン/フィル・ウッズ・ウィズ・ストリングス
7. 夜のブルース/ニューヨーク・トリオ
8. ブルー・バラード/アーチー・シェップ・カルテット
9. ジェントル・バラッズII/エリック・アレキサンダー・カルテット
10. ミラノ・パリ・ニューヨーク/サー・ローランド・ハナ・トリオ
11. ライク・ア・ラバー/ニッキ・パロット
12. ララバイ/ニコラ・モンティエ&サキソマニア
13. クレオパトラの夢/デヴィット・ヘイゼルタイン・トリオ
14. オール・オブ・ミー/ジミー・スコット
15. ミッドナイト・ワルツ/シダー・ウォルトン・トリオ
16. ルネッサンス/エンリコ・ラバ・カルテット
17. ニッティ・グリッティ/バルネ・ウィラン・トリオ
18. ラバー・マン/ジャッキー・テラソン・ジャズ・トリオ
19. ストレンジャー・イン・パラダイス/ピーター・バーンスタイン+3
20. ソー・ホワット/富樫雅彦&J.J.スピリッツ
21. 君に恋して/ディノ・ルビノ
22. ガール・トーク/ジョー・ベック・トリオ
23. マジカル・ミステリー/ジョン・ディ・マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオ
24. 天国への7つの階段/フランチェスコ・カフィーソ・カルテット
25. ボヘミア・アフター・ダーク/マッシモ・ファラオ&アルド・ズニノ
+
26. 特典CD:イゾラ・ジャズ祭-ヴィーナスナイト(2017年最新音源)
 

~ライナーノーツを抜粋してご紹介!~

ジャズを西洋音楽の一つと捉えれば、この極東の島国にあって四半世紀、個人レーベルとしてカタログに350を超えるオリジナル作品を有すること。嗚呼、真に慶賀に堪えない。とりわけ、本年ジャズ録音百年に当り、ジャズが順風満帆であった1950年代から70年代ではなく、混迷を究めた90年代から不毛の極み、この現代までの25年であったことを想うと、そのことは、単なる大業というよりも偉業の言葉こそふさわしい。そしてそれは、声高に語るべきことではないのかも知れないが、日本人のジャズファンとして、世界に胸を張って誇ってもいい事象であると、私は思っている。

ヴィーナスについて誰もが認識する功績は、2010年に廃刊になる「スイング・ジャーナル」を筆頭とする日本のジャズ・ジャーナリズムを芯から支えたことである。象徴的な出来事として、当時ジャズ新譜の九割を占めたピアノ・トリオ・ブームを牽引したこと、エディ・ヒギンズの大ブレイクは真に記憶に生々しい。ヒギンズの他にスティーブ・キューンなどのベテランに再度光をあて、数々の記憶に残る代表作を、さらに現代の若き俊英達ビル・チャーラップ、デヴィッド・ヘイゼルタイン等の紹介を通じて、レーベルならではの幾多の名盤を創った。そして、サックスにおいても、フィル・ウッズ、アーチー・シェップ等の巨匠から新鋭エリック・アレキサンダーに至るまで枚挙にいとまがない。それに続く快挙が、ヨーロッパ:ジャズ・ブームのさきがけとなったこと。バルネ・ウィランやエンリコ・ラバから驚異の新人フランチェスコ・カフィーソまで、ヴィーナスは価値ある夢のような舞台を用意したのである。

そして、それらすべてのオリジナル作品は、「あ、これヴィーナスだ」と、一目で判る極上のジャケットに包まれている。それはある意味普遍なるレーベルの顔なのである。ルネッサンスの天才サンドロ・ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」とフィレンツエのウフィッツィ美術館で出逢ってのことかどうかはきいてはいないが、内に硬派の心意気を秘めた男故に、ヴィーナスという美神を愛でる原氏は、フェミニストではなく、真のロマンチストなのだと思う。いみじくもそのことは、ジャズとは、いや音楽とは女性であることのパラドックス故に、我々は生涯を通じてそれを追い求めるのだということをおしえる。

さらにもう一つのヴィーナスからのビック・ギフトが、ジャズオーディオへの尽きることない献身である。その音を自宅で初めて聴いた時、その鮮烈さ故にルディ・ヴァン・ゲルダーの先鋭化だと想ったが、今は全くのレーベル独自のオリジナルな世界であると思っている。それは限りなくジャズに近づきたいという憧憬と情熱の、たえまない努力の成果としての、自然の音なのだということである。それは遂にはオーディオ・ファンをも巻き込んだ一つの現象にさえなった。その驚異のダイナミズムと明確なるバランス、ジャズの魂とオーディオの本質に迫らんとするナチュラルでパワフルな音作りは、一作ごとに私達を驚かせ喜ばせた。そう、オーディオを介して音楽を聴くこととは、耳を通じて心できくこと。その最たる境地の一つは、音楽の甘美・音の快楽に溺れることに他ならない。つまりそれは、あまり語られない視点であるが、ヴィーナスはCDが誕生して10年後にスタートした、デジタル・エイジの申し子だということである。

特に、望みうる最新最先端の機材を導入し、いままでの録音を根本からリマスタリングし直した円熟の極みを想わせる近年の仕事、SACDシングル・レイヤーでの再発は、究めて重要なことである。評論家の方々は、ヴィーナスの音の凄さばかりを特化して紹介するが、それは本質ではない。CDに比してSACDが桁違いの情報量を有するメディアであることは自明故に、問題は音ではなく音楽なのである。つまり、SACD化によって音楽が全く異なったものにきこえることの不変の事実である。そう、それこそがこの音楽配信の時代に最後のパッケージ・メディアとしてのSACDの存在意義そのものなのである。でなければ、原氏は全カタログを将来に渡ってすべてSACD化しようなどと考えなかったはずである。さらに逆を言えば、いかにヴィーナスのCDが、優れた録音とマスタリングによる完成されたソフトであるかということである。
(オーディオ/ジャズ評論家 山口孝氏 / ライナーより抜粋)
 


 

2017年11月19日