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音色嗜好♪　Stage-04　【　marantz NA8005特集　】

2014年8月28日

～音色嗜好♪♪～ Stage-04　【　marantz NA8005特集　】
オーディオユニオン新宿店／ネットワークオーディオ館の笹沼です。 2014年6中旬に発売されて人気の高い marantz NA8005特集です。2回に分けてレビュー致します。
	◆使用環境： OS: Microsoft Windows 8.1Pro(64bit) NAS: QNAP TS120 with WD30EFRX (WD Red 3TB) 演奏ソフト: JRiver Media Center 19 リッピングソフト: dBpoweramp R15.1 PCM→DSD変換ソフト: KORG AudioGate v2.3.3
NA8005は、新開発のデジタル・アイソレーションシステムを搭載したネットワークプレーヤーです。USB/DACとしても使用できます。しかし、特質すべきポイントは、ネットワーク経由でのDSDファイル再生に対応しているところでしょう。 2.8/5.6MHz共に対応ししているので今までUSB経由でDSDファイルを楽しんでいた方も興味がそそられると思います。価格帯も130,000円前後で非常にリーズナブルです。ネットワークオーディオ館でも関心が高く、DSD再生の実力はどうなのか？というお問い合わせが多く、私自身も個人的に検証してみないとと思っていました。タイトなスケジュールの間をD&M様のご厚意により、試聴をさせて頂くことになりましたので早速検証致しました。
	◆関連ソフト紹介 JRiver Media Center (演奏ソフト) WEB上で高音質再生ソフトのグループに入るソフトです。(有料$49.98) DSDファイルまで多様に再生でき、映像再生できます。 PCM音源をリアルタイム変換しながらDSD5.6MHzにて再生できます。欠点は音楽ファイルのID-TagをJRiverで行うと他のプレーヤーで同ファイル演奏しようとすると演奏できなかったり、MetaDetaが正常表記できません。今回は演奏ソフト(再生プレヤー)としてのみ使用します。
	◆dBpoweramp R15.1 (リッピングソフト) 様々な音声ファイルフォーマットに対応しているミュージックコンバーターです。 (有料Family Pack 2~5PC $58，Single $39)　 LINNやmarantz も推奨していることで有名です。非常に高音質にリッピングができます。ネットワークオーディオ館推奨リッピングソフトとなります。Apple MAC非対応。
◆KORG AudioGate v2.3.3　(PCM→DSD変換ソフト)　早くからDSD再生を手がけてきたKORG社のミュージックコンバーターソフトです。現在は v3.0.2(有料19,980円)。 DSDファイルも含め様々な音声ファイルに変換できます。今回はPCM→DSD変換ソフトとして使用します。	【1】 PCM再生編 dBpoweramp R15.1(以下、dbR15.1)でCDをリッピングします。今回テストに使用したCDは、デビュー25周年にPONY CANIONより発売された斉藤由貴さんの「YUKI’S MUSEUM(紙ジャケ+HQCD)」です。品番:PCCA-50139，UPC:4988013862142
River Media Center 19(以下、JR19)を立上げ、プレーヤーをNA8005に設定し再生すると軽快な切れ味の良い音質が再生され驚きました。以前のNA7004では到底ありえないと思われていた軽快さが表現されています。徹底的にノイズ対策をした上位機種機種のNA11S1には到達できませんが、価格とクオリティーを考えると非常にコストパフォーマンス(以下、CP)が高いと感じました。このクオリティーも新開発のデジタル・アイソレーションシステムが効いていると思われます。NA7004は音楽再生時やや眠そうな感じがありましたが、NA8005は切れの良いストレートの様な音楽再生感覚が感じ取れました。デジタル系ではやはり次世代に利点があるので、個人的にはNA8005も価格帯は200,000円前後でも良かったかも知れないと感じられました。 NA7004&NA11Sを第一世代と位置付けると、NA8005はまぎれもなく第二世代というカテゴリーに振り分けられるでしょう。今回PCM再生で明らかに世代のスペック差が体験できました。更にDSDファイルもネットワーク経由で再生できますので、費用対効果を考えれば非常に優秀な機種だと思います。次回は、いよいよDSDファイルを再生編です。
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